「今を生きる」という幸せのメカニズム:④タイムマシンにのってばかりいるあなたを人は好きにはならない
さぁ、ここまで3回に渡って書き、総文字数12000字とかになっている
「今を生きる」幸せのメカニズムもここでまとめといたします。
❶ はじめに:こうして私は無敵になった
❷ 仕事編:未来に囚われていたわたし
❸プライベート編:「いつもここから」始めるパートナーシップ
❹まとめ:タイムマシンにのっているあなたを人は好きにはならない← 今回はこちら
今回のまとめは大きく二つで、
一つは自分のお仕事である「理念づくり」と絡めて、っていうものと、
もう一つは「今を生きる」を人との「信頼」という視点からアプローチしたいと思います。
理念をつくると幸せが増す理由
このシリーズの2回目では「一生懸命生きれば楽しいし、それが続けばそりゃ幸せだ」
みたいなことを書いたのですが、
その瞬間、ちょっと不安になったんですよね。
私のやっている理念づくりが、認知の暴走を助長するようなものになっていたらどうしよう。というものです。
だって、理念って、今は実現していないけれども到達したい未来を表現したものであり、
未来はある意味「今を生きる」の天敵でもあります。
また、成果を出すためには果たしてどんな行動をすれば良いのか
をドライブさせるものであり、
理念とは認知でいうところの「意味づけの権化」とも言いかねません。
「あぁ、私は理念をつくることで、お客様の幸せを奪う社会悪かもしれない〜〜〜」と思い、
一瞬目の前がまっくらになりました。
がしかし、理念をつくったお客様の幸福感は、
得てして向上しているように見えます。
もちろん、万事解決!みたいなことはないけれども、
明らかにイキイキしているように見える。
ということは、どうやら社会悪ではなさそう。ではその理由とは?
「あ、なるほど、一生懸命の環境をつくれるから、幸せになるんだ!」
ということに思い至りました。
つまり、理念をつくる前は、お客様もどこに向かっているかが明確ではないし、
だとすれば、何をやっていけばいいのかも分からない状態になっています。
しかし、理念をつくると、軸が定まり、同時に行動も明確になります。
今回の一連の私の考察では、人は一生懸命なとき、心も安定しているし、楽しいし、成果も出る。つまり幸福感を感じている状態が続く。
理念をつくると、みなさん一生懸命にやりやすくなるから、幸せになるのかもしれない。
そう思えると、やっぱりこの仕事には価値があるかもしれないと自信がつき、やる気が増したのでした(よかった♡)
から、理念づくりが気になる方は、セミナーやってますので、
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人は、タイムマシンに乗ってばかりいる相手を、好きにはならない
あのですね、人と話しているときに、
今ここにいなくって、未来とか過去のことばっかり思考している人って、
嫌じゃないですか?
私はそんな感じだったので自戒を込めて言うのですが、
人は、自分に関心を持ってくれる人に好意を持ちます。
逆に、自分がいなくってもいんじゃないか、
と感じさせる人への好感度って下がると思うのですが、いかがですか?
私、「今にいることが難しい」人って信頼されないんじゃないか、
って思ったんです。
もちろん、未来の話も過去の話も全然して良いのですが、
それが「独白」とか「ひとりごと」みたいになってはいけないと思うんですね。
その話をしながら、相手にどう思う?って問いかけたり、
〇〇さんもこんなことあった?とかって一緒にやれば
「今ここに一緒にいる」感覚だと思うのですが、
一人でぶつくさ言ったり、心ここにあらずだと、
信頼って下がると思ったんです。(あくまで自戒を込めて)
人は、目の前でタイムマシンばかりにのって次元を共有できない
相手からは、きっと心が離れていく。
私はけんちゃんから、「そうなっているとき、必ず相手を見ていないよね」
と言われます。
やっぱり、相手の存在が、私から消えてしまっているんだと思います。
それだと、相手もいい気はしないですよね。。。
また、自分の頭の中のみならず、私たちは時に相手の話も勝手に未来に進めようとすることがあります。
勝手にこういう話だと「判断」して、結果的に相手の話を取ってしまうことがあるんですね。
そうなると、自分は行き来するは、相手の話は取ってしまうはで、
目も当てられません、、、
「今を生きる」感覚は、自分だけの幸せではなく、
一緒に時間を過ごしてくれる相手にとっても大切なことだと思いました。
そして、相手と良好な感覚を築ける人生は、
それすなわち幸福な人生とも言える。
この相手とは、男女関係だけではなく、
むしろビジネスの現場でこそ重要だと痛感しました。
ビジネスの現場では、「相手のことををどれだけ大事にできる人なのか」
という基準は、信頼関係を結ぶ上で非常に重要な基準だと思います。
遅刻しないとか、期日に遅れない、自分の利益ばかりを求めない、
これは全て相手のことを大事に思っていればしないこと。
「今を生きる」というのは、どこか宗教とか思想とか
その範疇だけに見えがちですが、
むしろビジネスの文脈でも重要なことだと省みた気づきでもありました。
おわりに
ここまで全4回のシリーズで、計14000字近く真剣に書いてきました。
書いたことで、「今を生きる」感覚は、自分のみならず、
相手を、社会を富ませていくための大事なテーマだと感じました。
今を生きる感覚を我がものにすれば、得たい成果はあがり、
近しい人たちとの信頼関係に恵まれ、ビジネスでも成功をおさめていく。
マインドフルネスが、先進企業の中でも受け入れられる理由、
そのほんとのところ、みたいなものも今回理解できた気がしました。
私自身は、この感覚を得たからこそできることが
格段に増えるような気がしています。
まだだま修行の身ではありますが、本当に毎日が気づきと学びの連続です。
そんなジューシーな人生に感謝しつつ、今回も一度筆を置きます。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました\(^O^)/
以上、「今を生きる」幸せのメカニズムシリーズでした。
❶ はじめに:こうして私は無敵になった
❷ 仕事編:未来に囚われていたわたし
❸プライベート編:「いつもここから」始めるパートナーシップ
❹まとめ:タイムマシンにのっているあなたを人は好きにはならない ← 今回はここ