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第1回【 理念night 】開催レポート

2018年12月3日、理念づくりにまつわるトークイベント『理念night』が開催されました。
主催は、理念づくりを専門としている、ココロイキ代表 大野 幸子 氏。

一人でも多くの人が自分の心に正直に生きて欲しいと願う気持ちから、屋号のココロイキの由来は “ココロイでイキる” とのこと。

初開催となる今回は、18名の方にご参加いただきました。

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スピーカー

株式会社KLC
代表取締役 小林 弘典 様


株式会社
INSIGHT代表取締役
戸田 雅樹

東京海上日動あんしん生命保険株式会社
ライフパートナー 島岡 宏平 様

モデレーター
ココロイキ代表 大野 幸子 氏

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大野 幸子 氏(以下、大野):
私が理念を作らせて頂いた方は、熱い想いをお持ちの方が多いのですが、その中でも今回は特に熱い三名をお呼びしました!

最初にご紹介するのは小林さんです。
まず始めに簡単な自己紹介と、ご自身の理念のご紹介下さい。

小林 弘典 氏(以下、小林):
私は今、株式会社KLCという不動産仲介業の会社で代表取締役をしています。
理念をつくろうと思ったきっかけは、一言で言うと、自分の“不動産愛” を分かってもらいたかったからなんです。どうしても交流会等で名刺を出すと、「あ、不動産か」っ思われがちで…。

だけど私は人との関係があってこそ成り立つ不動産の仕事を誇りに思っています。そこの関係性を理念に盛り込むことで、言葉が「言霊」として、きちんと相手の魂や心の中まで伝わるものにしたいと思いました。

そうやって一生懸命考えに考えたのですが、一人の力では文字化できなかったので大野さんにお願いしました。

大野:
ほんと誰よりも小林さんは「不動産愛」が強いのが素敵で…。その想いを理念に込めさせて頂きました。

続いてご紹介するのは、株式会社INSIGHT代表の戸田さんです。

戸田 雅樹 氏(以下、戸田):
私は今、企業再生や新規事業計画を手がける経営コンサルタントをしています。理念をつくろうと思ったきっかけはいろいろありましたが、シンプルに言うと、「ステージを上げたい」という思いでした。できた成果物・理念自体はまさに芸術だと感じています。

戸田:
この理念を見た瞬間、素直に、美しいなって…。その後、30分位言葉がでなかったですね。

大野:
ほんと、理念を提案したあとは、さながら芸術鑑賞タイムでしたね。

最後にご紹介するのは、島岡さんです。

島岡 宏平 氏(以下、島岡):
私は今、東京海上日動あんしん生命保険株式会社の営業担当をしております。会社の理念というのは元々あるのですが、小林さんと同じで名刺を出すと「あっ保険屋さんね」って一言も話さすほぼ終わるんですよ。営業とか関係無しに人と話すのが好きだし、仕事自体も凄い好きなんですけど、なんか勿体ないというか淋しいというか。

そんな時に、自分の人生でどういうことを成していきたいのかいう “人生理念” を大野さんにつくっていただきました。


大野:
実は、島岡さんへのご提案は1回目では通らなかったので、再提案の機会をもうけさせていただきました。1回目の提案の際、私も自信がないなかでご提案したものに対して、島岡さんちょっと怒ってしまって…。

島岡:
大野さんに怒ったというより、提示してくれた理念をみたときの自分に対する感情でした。理念に書いてくれたようなことをやりたいけど出来ないという、自分に対しての苛立ちみたいな感じでしたね。

大野:
その後、通常ではあまりない2度目のセッションをさせて頂きました。しかも、その後リベンジで発表する場が、島岡さんのことを良く知っている、戸田さんと、もう一人税理士さんがいる時で…。いやーハードル高かった。

理念だけでなく、島岡さんの課題解決には、”肩書き”も必要だと思っていたんです。理念はできたのに、肩書きが浮かばない! “もうどうしようー” と思った前日に、この【 革命家のとなり 】という肩書きを思いつきました。

島岡さんが「採用!」って0.5秒で決めてれて、「これに似合った男になるよ。」と言ってくださったのが嬉しくて…。その映像はずっと忘れられないですね。

島岡:
時間がある時は自分の保険のお客様にも、この紙を見せているんですよ。そうしたら、「(島岡さんのこれまでの行動が) なんか一致しました」みたいな感じで納得してくださっていますね。

大野:
えぇ!この紙を見せているんですか! いやぁ、そんな風に使ってくださっているなんて、なんだか感慨深いです。。。

大野:
それでは早速質問に移らせて頂きたいのですが、まず最初に一緒に理念をつくっている時って、どのような時間でしたか?』

小林:
物凄く心の支えというか、救われているという感覚が私は強かったですね。なぜなら大野さんにお願いする前は一人で理念をつくっていたのですが、全然言葉が出てこなくて。

よく考えてみたら、自分の人生最後の天命を全うする会社にしようという思いがあったので、意気込みすぎたのかもしれないですね。完全に一人だったのが、色々話を聴いて頂いて、想いに共感してくれている人がいることが何よりも心強かったです。

最後は、かなり細かい、「てにをは」のところまで詰めていただいて、つくって頂きました。ありがとうございました。

島岡:
理念を作っている時間はまさに自分自身を知れた時間でした。よく大野さんが「理念ができると軸ができる」ということを話されますが、実は、自分がやりたいことって、この35年間全くわからなかったんですよ。そういう人が羨ましくてしょうがなくて。だから、僕は目の前にある仕事や、目の前にあることを好きになる努力していました。

ですが、この言葉を見たときは、素直に「やりたい!」っ思ったんですよ。それは衝撃でしたね。一番スタートから自分がやりたいって思ったこと、もしかしたら初めてかもしれないです。

仕事に対する決意や約束はあったのですが、きっとそれよりももっともっと深いところに、自分自身の約束や、守りたいことがあるんだなって。誰かのために、体が勝手に前に出てしまうことこそ、ヒントがあるんだなって初めて気付けました。それを掘りだしてくれた大野さんには感謝しかないですね。

戸田:
僕は多分お二人とは違う視点かもしれないんですけど、大野さんに対して、悔しさを感じました。もちろん今は感じませんが「なんでこんなに僕のことズバズバわかるんだろう」って…。

経営コンサルをしているので、理念の大切さは仕事柄熟知していたつもりでした。理念が固まっていないと、経営戦略は作れません。ですので、理念がないお客様の場合、一緒に作ることもあるのですが、正直2ヶ月かかっても真髄まで見抜けないことって結構あるんですよね。

それを大野さんは、1回で見抜いてしまうので。。。だけど今は悔しさとかは全然なくって、早くこの理念を昇華しないといけないという、良い意味での焦りが出てきています。

大野:
戸田さんにそんな風に言っていただけると恐縮しちゃいますが、特に戸田さんの理念は、セッションしている最中に意味が掴めてしまったんですよね。

戸田:
ほんとすごいです大野さん…。

大野:
いやいや、みなさん理念をつくると、不思議なくらい思考が超加速して、行動の速度や精度も格段に上がっていくんですよ。

次の質問は、『理念を作って変わったことは何か?』聞いていきたいと思います。

島岡:
理念が出来てから、今まで避けていた交流会を含め、人と会うのが楽しくなったり、自分の時間の使い方も凄く考えるようになりましたね。それから、人それぞれ動くポイントが違うんだということが理念づくりを通してわかったので、「この人はこういうところを大事にしているんだ」と、人のことを凄く見るようにもなりましたね。

ですので、この肩書きを背負って、今の保険の仕事も、自分の使命も全うしたいなと思うので、限られた時間の中、今何をやるべきか、何に重きを置くか、引き続き大事にしていこうと思います。

小林:
私は、自己紹介や、プレゼンが短くなったかもしれないです。特に創業期って、30秒や10秒で自身の想いを伝なければならない機会ってたくさんあると思うんです。

それが理念がやっと出来たことで、「この言葉を使えば自分の気持ちがわかってもらえるだろう」という、安心感や、自信が生まれました。

実際に、「あっなるほどね」って思っていただける場面が圧倒的に多くなった気がしますし、理念ってほんと大事だなと実感しています。

大野:
最後は戸田さん。今日の登壇者の三人とは普段から仲良くさせて頂いているのですが、戸田さんが理念をつくると決めたときの異変に小林さんが気づいて、「戸田さん、何かありました?」って当時戸田さんに問い正したんですよね?

小林:
はい。見てわかったんですよ。理念をつくると決めたときから、既に戸田さんの仕事への姿勢や、熱が変わり始めているなと。元から熱い人なので、そんな戸田さんがさらに熱量入るってなんだろう?と思いました。実は、その変化がきっかけで、私も大野さんとの理念づくりに興味を持ったんです。

戸田:
そうですね、理念をつくると思った瞬間から、既に何かが変わり始めていました。理念を納品いただいてからその後の約2ヶ月をかけて、僕ほんとうに理念の一語一語に向き合ってきました。おかげさまで、10年後のビジョンまで見えてきていて、本当に理念をつくることの威力をかんじています。

理念というのは、名刺やHPに掲げているだけではなく、育てていくものだということも強く実感していましたね。

大野:
「俺ステージあげたい!」って、言って下さいましたもんね。

戸田:
今大野さんちょっとかっこよくまとめてくださいましたけど、実際は、「スーパーサイヤ人に俺はなる」と宣言しました(笑)  でもほんとに理念が出来てから昇華したと思ってます。

いやぁ、もっとお話をお聞きしたいのですが、早くも最後の質問です。

こうやって、お一人お一人真剣に向き合ってつくった理念ですが『皆さんにとって理念とは一体なんでしょうか?』

戸田:
呼吸です。本当に、朝起きて、夜寝るまで、この理念の通りに生きています。変な話、呼吸がないと死んでしまうように、腑に落ちたとか、落し込んだみたいな軽いもんじゃなくて、まさに生きることと同化した感覚がありますね…。

ミッション、使命感として、引き続きこの理念と共に生きていこうと思います!

島岡:
私にとっての理念は、自分の影だと思っています。必ず付いてくる、だから逃げること出来ないし、必ず隣にいる存在ですね。

小林:
私は、どういう方向に向かうべきなのか、道しるべですかね。あとは、五年後、十年後、どういう光景、どういう場所に到達したいのか?というビジョンへの、原動力にもなっています。

戸田:
僕も理念を自分自身に落とし込んだことにより、10年ビジョンが見えた気がします。その時に誰が近くにいると良いなということも。

島岡:
私も、まさに世の中を良くしようとして頑張っている先輩が近くにいて、その人の力になるというのも一つのビジョンとして掲げています。そのために、この理念と肩書きを作っていただいたといっても過言ではないかなと正直思います。

大野:
それ私、島岡さんの理念作っているときに見えたんですよ。“この人はこの国を動かす人の隣にいるな”って…。

実は私も2週間前にビジョンが出来まして…

「天職に生きるエネルギーで世界を満たす」

というビジョンなのですが、まさに今日のような機会だなと思います。
(詳しくはこちらより)

こうやって想いがある人の感情に共鳴する連鎖を見るのが、本当に好きで…。

なので今日はほんとに幸せな時間でした。

素晴らしいお話を本当にありがとうございました。

ライター:Terashige Saori

次回の理念nightはこちらから

第1回 理念night の動画はこちら

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筆者プロフィール

大野 幸子(おおの ゆきこ)
ココロイキ 代表 / 挑戦者の翻訳者

理念コピーライター。「挑戦者の翻訳者」 として、事業家のあふれる想いを、理念・ビジョン / 社名 / 商品名として言語化。 言葉で軸を定めるプロ。2年で58社の制作実績。「 人生の美しいものを表現し尽くす」をミッションとし、人が事業にかける想い=理念は人生における最も美しいものの一つとして、尊敬を胸に表現し続けている。

生きる意味を深掘りするインタビューメディア「挑戦者のココロイキ 」編集長

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