BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 代表のこと
  4. 「今を生きる」という幸せのメカニズム:③プライベート編
今を生きる3

「今を生きる」という幸せのメカニズム:③プライベート編

4回に分けてお送りする「今を生きる」メカニズム シリーズ
今回は、3つめのシリーズをお届けします

❶ はじめに:こうして私は無敵になった
❷ 仕事編:未来に囚われていたわたし 
❸プライベート編:「いつもここから」始めるパートナーシップ← 今回はこちら
❹まとめ:タイムマシンにのっているあなたを人は好きにはならない

プライベートでも得た「今を生きる」感覚

さて、「今を生きる」無敵感覚を得て2週間。
プライベートでのけんちゃん(一緒にビジネスをやっており、
公私ともにパートナーである林健太郎)との話から、またまたブレークスルーが。

結果、仕事の成果や未来のことだけでなく、
プライベートででも「今を生きる」という感覚を得てしまったので、
今回はそちらのシェア。

がしかし、こっちの方がちょっと気づきの経緯が複線的なので、
そこらへんを丁寧に追うのか、バッツリ要点だけにするかは、
書きながら考えてみたいと思います。
(結果、ちょっと丁寧に扱ってみました)

始まりはいつも車の中

私がいつも気づきをもらうのは、けんちゃんと御殿場
(けんちゃんが好きで住んでいるもう一つのおうち)
に向かう車の中が多いです。

先日の感情警察に関わる気づきもまた車の中でした。
ま、車の中ってお互い話すくらいしかすることないから、そうなるのよね。
って考えると、私たちにとっては移動もまた大切なコミュニケーション機会であります。

で、始まりは、いつもの私の悪い癖。

本心を、最初に言わないんですよ。
はしょってしまうんですよ。
で、相手の言った話をなぜかすり替えちゃうらしいんですよ。

今回は、モーニングをどこかで食べたいと、
私が思ったときの会話から始まりました。

この私たちのやりとり、結構長いんですが、あえて載せますね。
このプロセスにこそ気づきのリアリティがあるし、
一見関係ないところも、見る方によっては気づきがあると思いますので。

最後、また解説を入れますので、よろしければ軽いエンタメだと思って読んでみてください。

 

▼昨日の朝の車の中での会話
———————————–
私:けんちゃん、朝ごはん食べた?

けんちゃん:ん?食べてないよ。

私:お腹空いてる?

けんちゃん:まぁ、空いてるっちゃあ空いているかな。何が言いたいの?

私:あ、どこかでモーニング食べたいなぁと思ってね。

けんちゃん:ん?だったら先にそう言えばいいじゃない。それを言わずに、朝ごはん食べた?とかお腹空いてる?って言われても、後から何を言いたいのかがわからなくって怖いから、話しづらいよ。

私:え?だって、私がモーニングに行きたいかどうか、そこまで明確なものがある訳じゃないんだもん。けんちゃんも行きたいなら行きたいし、行きたくないなら行かない。そういう相対的なもんなの!

けんちゃん:はぁ。確かに俺自身も、そんなに明確なことはないけど、行きたいけど、それが相手次第だったとしたら、そうやって伝えればいいでしょ。

私:なるほどね。例えば、「あの、ちょっと相談があるんだけど、私、一緒にモーニングしながら行きたいなぁって思ってるのね、だけど、けんちゃんがあまり乗り気じゃないなら行かなくってもいいんだけど、どんな感じ?」とか聞けばいい?

けんちゃん:そうだね、それだと、行きたいとか行きたくないとか言えるね。

私:そっか、そう言えばよかったんだぁ・・・

けんちゃん:ゆっこの会話は、相手に負担をかけているよね。それはあんまりしない方がいんじゃない?

私:そうだねぇ、そっちの方がいいねぇ。

けんちゃん:なんで最初にそっちのことを言えないの?

私:うん、私の実家では、結構あうんの呼吸で会話ができていたから、それが一つの理想だと思って、はしょってしまうのかもしれない。

けんちゃん:そうなんだ。けどさ、相手はそれとは違う会話を求めているよね。その辺どうなの?そうやって配慮した会話をすることを相手が求めている以上、それが愛情を渡すってことじゃないの??

私:うーん、それは頭ではわかるけど、今感じるのは、相手にそうやって愛情を渡すことよりも「自分を変えたくない」っていう引力の方が強いかも。
それを変えなきゃならないんだったら、今のままでいい。いつか変わればいい。

(・・・ちょっと省略・・・)

けんちゃん:それさ、ゆっこさ、相手のことを利用します、って言ってる?

私:うん、そうだよ。だって、そんなもんじゃないの?お互い何かしらのメリットがあるから一緒にいる、それでいいじゃん。

けんちゃん:ゆっこ、そんなこと言ってたら、周りに人がいなくなるよ。

私:うーん、どうかな。いなくならないと思うよ。もしいなくなったら考えるもん。けんちゃんは、どうやってそれを学んだのよ。

けんちゃん:俺はね、実際に周りに人がいなくなったからね。その時に気づいたよ。

私:けんちゃんには、そういう強烈な体験があったから気づけたんだよ!!私、まだそんな経験してないし、本当の意味では感覚がわからない。変えれば新しいステージに進めそうとか、もっとレベルアップすることは頭ではわかるけど、感覚がついていかないんだもん!

けんちゃん:それで、お別れになってもいいの?これが続くと、俺はゆっこと一緒にはいられないよ。そして二度と、人と一緒になんか住まないって思うよ。そして、こうやって関係性が築けなかったことを、ものすごく後悔するよ。それでいいの?

私:(うーん)それはそれでしょうがないんじゃないかな!

けんちゃん:ゆっこ、それは本心から言ってるの?自分ができていると思うからそれでいい、みたいな感じ?こういうときこそ、相手にフィードバックを求める機会なんじゃないの?

(実は、私たちは前日、ある会社で「自律性」をテーマにした1日研修を実施していました。自律できているかどうかは自分の中で完結するものではないから、相手に聞こうね、ということを私は学んだばかりだったのです)

私:・・・・・(うーん、なんかそう言われるとちょっとイラっとするけど、けんちゃんの言う通り。実際このままだったとしたら、それはそれで幸せではないし・・・)えーっとじゃあね、今の段階で、けんちゃんの私に対する愛情ってどんな感じなの?

けんちゃん:うーん、1〜1.5くらいだな。

私:そっかぁ。。。(そうか、そんなに低かったら、このままだとまずいよねぇ。昨日、何があったら点数が上がるかを聞くって習ったな、聞いてみよう)じゃあ、それは何があがれば点数が上がるの?

けんちゃん:この感情とか、希望を受け止めてくれたら上がる。

私:そうなんだ、それで何点になるの?

けんちゃん:4点くらいに上がる。

私:そうなんだ。じゃあ、その次に進むためには何が必要?

けんちゃん:それを元に対話ができること。

私:そしたら何点になるの?

けんちゃん:8点とか9点になる。

私:(ほう、それでほぼ満点になるんだ。なんかそれならできそうかも)そっか、そこから対話すれば、8点とかに行くんだ。わかった、じゃあそれをやっていく!!
今までは、けんちゃんの希望に応えるために、自分が抜本的に変わらないといけない気がしていたんだよね。でも、そうやって自分を変えるのは、やり方もわからないし、時間もかかりそうだし、変えるのが嫌だった。だけど、そうやってステップに分かれていれば、なんか一つ一つできそうな気がする。
それだと、例え私の中身が変わらなかったとしても、できるかもしれない(*☻-☻*)✨
なんか、変わらなくってもいいんだ、って思ったら、ほっとしちゃった。

けんちゃん:うん、ゆっこはいつも「けんちゃんが私を変えようとしていいる」って言ってたけど、俺は別に変わってとは言ってなかったよ。

私:(なんだか恥ずかしい。。。)ほんとだね、変われとは言ってなかったんだね。今初めて意味が理解できたよ。。。

———————————–

っと、かなり赤裸々にさらしたのですが、こんなやりとりがあったんですよね。

で、こんな出来事があったその日、気づいたことがあったんですね。
あれ?仕事の事柄を考えるときに感じた「今を生きる」感覚が、
今も感じられるぞ??あれれ?なんでだ??

と思って理解できたのが「いつもここから=今を生きる」でした。

今までは、けんちゃんの関係性の中で、彼と良好な関係を築くためには
「自分が変わる必要がある=変わった先の未来の自分にならなきゃ!」って思ってたんですね。

だけど、未来はすぐにはこない訳です。だから変われない自分が嫌で、
もどかしくって、けんちゃんから言われるとイライラして、
キーーーーーッ!!って激昂していた訳です。

つまり、お仕事同様、未来の自分に囚われ、私は関係性の中でも、
今を生きられていませんでした。

相手ありきの不安定な状況で「できていない、一向にできるようにならない」
という現状=結果に、いつも支配されていました。

しかし、少なくともけんちゃんが求めていたのは、
私が変わることではなく、共に歩むプロセスそのものであり、そういう状態でした。

彼が求めているのは結果ではないからこそ、
私はどこからでもその営みにジョインすることできます。
その中で彼の意向を受け止め、そこから対話を紡げれば、それで8点になるのです。
私がやるべきは、過去の失態を憂えることでも、
できるようにならない自分に苛立つことでもありません。

「今ここから」、一つ一つ一生懸命にやっていくこと、ただそれだけのことです。

そう思えたことで、私はプライベートの文脈においても
「今を生きる」という感覚を、結果手にすることができました。

この知見を少し一般化するとすれば、人との関係性において自分を変えるとか、
相手を変えるということにフォーカスしないことをお勧めします。

それよりも、どんな状態が二人の関係性において得ていたいものなのか、
その辺りをすり合わせすることの方が大事なように思ました。

そしてそれをある程度すり合わせることができたら、
良い意味で全てプロセスだと考えてひたむきに向き合っていくこと。

相手がプレゼントをくれるから幸せ。
相手が褒めてくれるから幸せ。

っと、●●があれば幸せ、●●がないと不幸せ、ではなく、どんな状態が良いのかを基準に考えた方が良いと思います(ここら辺はうまく言えないので、もう少し検証していきます)

相手と感じるようになった距離

これはちょっと余談なのですが、不思議な感覚なので、書き記しておきます。
相手に対して没入する感覚で「好き」という感覚が、
いきなりなくなってしまいました。。。(これ、結構寂しい)

前まで、無条件に、自分の愛玩対象としてとにかくLOVEという感じで、
盲目感が漂っていた8年間なのですが、その感覚がなくなってしまいました。

仮説ではね、たぶんこの経験を経て「自立」したんだと思います。
赤ん坊が、お母さんのことを自分と同一視して境界がなかったところから、
自我が芽生え、別のものと思い出した。。。

これをけんちゃんに話したら「俺は親か!」とツッこまれてしまいました(笑) が、
どうやらそんな感覚です。

以前の感覚、それはそれで甘美な感じなので、非常に惜しい気はするのですが、
あまりにスパーーーーーンと感覚が変わったので、
それくらい大きな衝撃だったのかもしれないと、逆に感じました。

感覚までガラリと変えてしまう、「今を生きる」変化。
こんなこと言ったら怖くなってしまう方もいるかもですが、どうやら後戻りできない模様。
これはこれで人生の醍醐味として、味わっていこうと思います!

VIVA MY LIFE!!

さぁ、次でいよいよシリーズ最後となります。

最後、結構新しい視点も盛り込んで書いたので、ご覧くださると嬉しいです。

❶ はじめに:こうして私は無敵になった
❷ 仕事編:未来に囚われていたわたし ← 今回はここ
❸プライベート編:「いつもここから」始めるパートナーシップ
❹まとめ:タイムマシンにのっているあなたを人は好きにはならない

関連記事

筆者プロフィール

大野 幸子(おおの ゆきこ)
ココロイキ 代表 / 挑戦者の翻訳者

理念コピーライター。「挑戦者の翻訳者」 として、事業家のあふれる想いを、理念・ビジョン / 社名 / 商品名として言語化。 言葉で軸を定めるプロ。2年で58社の制作実績。「 人生の美しいものを表現し尽くす」をミッションとし、人が事業にかける想い=理念は人生における最も美しいものの一つとして、尊敬を胸に表現し続けている。

生きる意味を深掘りするインタビューメディア「挑戦者のココロイキ 」編集長

初回限定 個別相談